ノスタルジア

見世物、怪奇、グランギニョール、
そういったものに興味を持ち、
見た目の異様さに心惹かれます。

幼い頃より異形に興味があり、
怪物、怪獣、怪人が、
退屈な主役たちより魅力的です。

うちの母親は、暗闇が怖かった五歳頃の私を、
「ザ・チャイルド」と、「ザ・ドッグ」の二本立てに連れていったり、
あるいは、「グレート・ハンティング」や「世界残酷物語」
「メイク・アップ」「サスペリア」「サンゲリア」
そういったものがテレビで放映されるたび、視聴させたりと、
映画における残酷描写の英才教育を施し、
恐がりを、怖い物好きにと、矯正してくれました。

ちなみに、
「ザ・チャイルド」は、
子供達が大人を殺す話です。

名作なのでお子様と一緒にご覧下さい。

「メイク・アップ」も、
監禁もので、強い女を描いた、
実に70年台を感じさせる傑作です。

これを観ると、
リドリー・スコットの「テルマ＆ルイーズ」が、
いかに無駄が多いか分かります。

そんなわけで、
今だとテレビで放映できないものが、
以前は祝日の夕方などに、放映していたんですね。

いい時代でした。

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