週刊少年漫画雑誌
ジャンプって、
マガジンかサンデーに部数を抜かれてると思ってたら、
今現在発行部数は一位であるらしい。
これは私が少年誌を読み始めた、
チャンピオンと競り合ってた頃の数字に近い、
(両誌とも七十年代終わりに二百万部を突破したはず)
当時は今より子供も学生も多かったし経済事情も異なるので、
安易に比較ができないが、
これくらいが適正な数ではないかと思う。
六百三十八万部以降、
転がり落ちるように部数を減らしているが、
その他の出版物に比べれば、
今でも冗談みたいに売れているわけだし。
以前は、趣味趣向の異なる作品を集めた、
総合誌であった物が、売れ筋だけに絞り込んで、
部数をのばし、その結果どれも同じ話になって、
結局飽きられ、
作者も駄目になってしまったと思うのですが、
ネットをみていると、
九十年代のジャンプを懐かしむ声が多い。
絶対数が多いから当たり前だとはおもうけど、
アレを肯定することは、
ネタ切れな繰り返しを肯定して、
現状の凋落も肯定する事だと思う。
ジャンプは今なら、例えば読み切りや短期集中連載を増やして、
七十年代後半にそうであったように、チャンピオン的な、
何をしでかすか分からない雑誌に、変化出来ると思うんだけど。
六百万部支えた人達は、そうは思わないのだろうな。