兇悪のインテンション
何かが取り憑いたようなビバップを、
知的に押さえ込もうとしたのが、
ハードバップ=モダンジャズで、
そっからフリーが吹出してくるみたいなイメージでいいのだろうか。
フュージョンは、
先端に堪えられなくなった人の、
逃げ道のように聴こえる。
あれの始まりは元マイルス組だ。
晩年のマイルスは火を噴くような共演者に恵まれなかった。
打ち込みを試みたのも、
生き残ったものの諦めだったんじゃないだろうか。
初期のクロスオーヴァーは面白いんだけどね。
マイルズ×ジミとか、
実現していたらどうなってたのだろう。
ギル・エヴァンスのジミみたいな、
キッチリしたアレンジではなく、
デュオか、
リズムセクションだけいれた編成で、
正面からぶつかっていたら面白かったのではないだろうか。
- 作者: ルイス・シャイナー,小川隆
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